
USB-Cハブと充電器の違い|100W入力と最大85Wを見分ける
USB-Cハブの100W入力は、PCへの100W出力を意味しません。公式例の最大85Wを基に、充電器だけでよい場合とハブを足す場合を整理します。
公開:2026.08.16
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USB-Cハブの「100W」と、USB充電器の「100W」は、同じ意味とは限りません。充電器は電力を供給する機器です。一方、ハブは映像・データ・有線LANなどの接続を増やし、別の充電器から受けた電力をPCへ通します。
充電だけなら充電器、映像やデータ転送も必要ならハブと充電器を組み合わせる。先にこの境界を決めると、不要なポートや給電不足を避けられます。
「100Wハブ」は100W充電器ではない
UGREEN Revodok Pro 10-in-1 USB-Cハブは、100W対応のPD充電ポートを備えていますが、接続した機器への充電は最大85Wです。Anker USB-Cハブ (10-in-1, Monitor Stand)も最大100W入力・最大85W出力で、差の15Wをハブ自身への給電に使うと説明しています。
つまり、製品ページの「100W」がハブへ入れられる上限なのか、PCへ出せる上限なのかを分けて読む必要があります。100Wを必要とするPCへハブ経由で給電したい場合、最大85Wの製品では要求を満たせません。
充電器とハブで増えるものが違う
| 機器 | 主な役割 | AC電源からPCへ給電 | 映像・データの拡張 |
|---|---|---|---|
| USB充電器 | 電力を供給する | できる | しない |
| USB-Cハブ | PCの1ポートを複数機能へ拡張する | 別の充電器を接続すれば通せる | HDMI、USB、LAN、カードリーダーなど |
USB-IFはUSB Type-Cをデータ・映像・電力に使える接続として整理する一方、USB Type-CとUSB Power Deliveryは同義ではないと説明しています。端子がUSB-Cというだけでは、映像出力、データ速度、給電能力は決まりません。
ハブを選ぶときはポート数より先に、PC側のUSB-Cポートが映像出力に対応するか、必要なデータ速度を扱えるか、ハブからPCへ何W出せるかを確認します。
85W出力には100W充電器と対応ケーブルが要る
最大85Wのパススルー給電を使うには、ハブだけでなく100W対応の充電器とケーブルが必要です。モチガジェのpublished商品DBでは、CIO NovaPort SOLO II 100W1Cが最大100W、UGREEN US316 USB-C & USB-C ケーブル 100W (1m)が100W対応として登録されています。
購入費用と配線は「ハブ1台」ではなく、ハブ + 充電器 + 対応ケーブルの3点で考えます。充電器やケーブルが65Wまでなら、100W入力対応ハブを選んでも85W出力には届きません。価格・在庫は変動するため、購入時に最新情報を確認してください。
映像・データが要るかで決める
- PCを充電するだけなら、必要W数を満たすUSB充電器へ直接つなぐ
- HDMI、SSD、有線LAN、SDカードも使うなら、必要ポートを持つUSB-Cハブと対応充電器を組み合わせる
- PCが100Wを必要とするなら、ハブの入力上限ではなくPC向け最大出力を確認する
- 映像出力を使うなら、PC側USB-CポートのDisplayPort Alt Mode対応も確認する
ハブは充電器を置き換える機器ではありません。映像・データを増やす必要があるときだけハブを足し、電力は別の充電器で設計するのが判断の基準です。
出典と確認条件
- USB-IF: USB Charger (USB Power Delivery)
- USB-IF: USB Type-C表記ガイドライン
- UGREEN Revodok Pro 10-in-1 USB-Cハブ 公式製品ページ
- Anker USB-Cハブ (10-in-1, Monitor Stand) 公式製品ページ
- CIO NovaPort SOLO II 100W1C 公式製品ページ
- UGREEN US316 USB-C & USB-C ケーブル 100W 公式製品ページ
100W入力・85W出力は上記2機種の公式仕様であり、すべてのUSB-Cハブに共通する固定差ではありません。商品DBの掲載状態・最大出力・重量・価格は2026年8月16日に確認しています。購入前に対象ハブ、PC、充電器、ケーブルそれぞれの最新仕様を確認してください。


